こんにちは、獣医師の林です。
年が明けてあっという間にもう下旬!
今年もmoncheri kitchen ブログを通して様々なことをお伝えしていければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、2025年最初のテーマは「アレルギー」。
病院勤務でも、アレルギーの子に会わない日はないというくらい、アレルギーに悩まされている子が多いように感じています。
アレルギーにはいくつか種類があり、それぞれ異なる原因がありますので、よくみる種類のアレルギーについて、簡単にご紹介いたします。
【目次】
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- 食物アレルギー
- 環境アレルギー
- ノミアレルギー
- まとめ
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1.食物アレルギー
特定の食材や成分に対する過敏反応で、即時型(アナフィラキシー)と遅延型に分けられます。
多くの子が遅延型のため、慢性的で目立ちにくい症状が多いのが特徴です。
症状としては、皮膚の発赤、痒み、湿疹、下痢や嘔吐などの消化器症状が見られます。
アレルギーが出やすい食材は肉類や卵、乳製品、穀類等と言われており、肉類だと牛肉、鶏肉、羊肉、豚肉、馬肉の順にアレルギーが起こりやすいと言われています。
また、最近ではこれらの肉となる動物を育てるときに与えていた餌の成分に反応してアレルギーが起きているというケースもあるため、食物アレルギーの原因を突き止めるのはなかなか至難の業でもあったりします。
アレルギーを起こしにくいものとして、新奇タンパク質(カンガルー、ウサギ、ワニなどの珍しいたんぱく源)や、タンパク質が細かく分解された加水分解の食材などが挙げられます。
2.環境アレルギー
環境中のアレルゲン(花粉、ハウスダスト、カビなど)に反応する過敏反応で、即時型のアレルギーに分類されます。
皮膚の弱いところに症状が出やすいため、顔回りや腹部などの皮膚に発赤や痒み、湿疹などが見られます。
3.ノミアレルギー
ノミの唾液の成分によっておこる過敏反応で、即時型と遅延型の両方が関与するアレルギーです。
即時型の場合には急激な痒みは発赤、湿疹が見られ、遅延型の場合には慢性的な皮膚炎として見られることが多いです。
強い痒みが特徴のため、引っ掻いたり舐めたりすることによってその他の感染を起こしやすい傾向があります。
【まとめ】
それぞれ対応策はあるものの、アレルギー=免疫の暴走を起こさない体作りを目指すことが大切!
体の中での大部分の免疫を主っているのが腸。つまりは腸活を意識することがアレルギー回避の秘訣にもなるのです。
腸活に重要なシンバイオティクス(プレバイオティクス、プロバイオティクス)、ポストバイオティクスを摂ってみたり、腸内環境を乱してしまうようなものを控える、ストレスマネジメントを心がけるなどして腸内環境を整え、アレルギーリスクを抑えていきましょう。