
こんにちは、獣医師の林です。
今回のテーマは前回のvol.1に引き続き、暑がりさん・寒がりさんについての記事となります。
まだvol.1を読んでいない方は、是非下記URLのvol.1からご覧ください。
[ うちの子って暑がり?寒がり?体質にあった食事について vol.2 ]
vol.2では、体質に合わせた【食事】についての記事をご紹介させていただきます。
【目次】
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- 体質に合わせた食事
- 薬膳の「五性」って何??
- モンシェリキッチンと「薬膳」
- まとめ
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1.体質に合わせた食事

食事に関して言えば、暑がりさんに体を温める食材を積極的に与えるのはあまりお勧めできません。
逆に、寒がりさんに体を冷やす食材を積極的に与えることもお勧めしません。

暑がりさんは体温を少し落ち着かせられる涼性、寒性のものを意識して、寒がりさんは体を温めてくれる温性のものを意識してあげると、体自体の熱バランスが整うので過ごしやすくなると考えられます。
2.薬膳の「五性」って何?

涼・寒・温性などを薬膳では『五性』と言います。
『食材 五性』と検索すると食材の五性を調べることができますので、我が子にはどんな食材を使っているものを与えたらよいか悩んだ時のヒントにしていただければと思います。
3.モンシェリキッチンと「薬膳」
moncheri kitchenは『中庸』と言って、食材の五性をバランスよく含むレシピにしておりますが、お肉・お魚の割合が多いので、タンパク質の五性に少し寄る形となります。

どのレシピをお使いいただいても問題はありませんが、例えば、気温も高くなってきて暑がりさんの傾向が強くなってきたときには『馬肉とひじきのごはん』、
寒さが厳しくなってきた季節には『鹿肉と小松菜のごはん』など、季節やその時の我が子の状態でレシピをお選びいただくと、また違う変化が見られてくるかもしれません。
【まとめ】
・暑がりなワンちゃんの特徴
┗鼻ぺちゃ犬種(短頭種)や長毛種・北欧犬種、ダブルコートの被毛の子・ぽっちゃりな子は暑がりさんの子が多い
・寒がりなワンちゃんの特徴
┗被毛が短い子(短毛種)や体温調節が苦手なパピーさん・シニアさん・脂肪が少ない瘦せ型さん
・多頭飼育の場合は暑がりな子に合わせる

【vol.2のまとめ】
・暑がりな子の食事
┗体温を少し落ち着かせられる涼性、寒性のものを意識
・寒がりな子の食事
┗体を温めてくれる温性のものを意識
・涼・寒・温性などを薬膳では『五性』という
・moncheri kitchenは『中庸』と言って、食材の五性をバランスよく含むレシピ
┗暑がりさんの傾向が強くなってきたときには『馬肉とひじきのごはん』、寒さが厳しくなってきた季節には『鹿肉と小松菜のごはん』
是非4レシピも使い分けをしてみて、我が子との楽しい生活を過ごしてください♡