コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

林先生ブログ / 6月の梅雨〜初夏の「気になる!」Q&A

林先生ブログ / 6月の梅雨〜初夏の「気になる!」Q&A

 

こんにちは、獣医師の林です。

本格的な梅雨がスタートし始め、少しずつお体の変化が見られてきている頃ではないでしょうか。

今日は梅雨・初夏の気になる質問にお答えしていきます!!

 

 

【Q&A 一覧】

--------------------------------------------

  1.  雨が続くとお散歩に行けません。運動不足によるストレスは大丈夫?
  2. 湿気が多いと皮膚トラブルが起こりやすいって本当?
  3. 冷房をつけると、食欲が落ちることってありますか?
  4. 梅雨の時期におすすめのごはんってありますか?

---------------------------------------------

 

 

 

 

 

Q.1 雨が続くとお散歩に行けません。運動不足によるストレスは大丈夫?

A. 運動不足による弊害は、ストレスだけではなく肥満なども考えられますので、お外に行かなくてもできる運動やストレス発散方法などを考えなくてはいけません。

ストレス発散にもなり脳トレにもなる『ノーズワーク』を取り入れてみるのはどうでしょうか?

一言でノーズワークと言っても、マットタイプのものやパズルタイプのもの、市販のものを購入しなくても結んだタオルに小さなおやつを隠したりしてもOK!!

我が子にとってのストレス発散となるような屋内での遊びを見つけてあげましょう。

 

また、お食事の量の変更もとても大事です。

お外にお散歩に行っているときと同じようなお食事内容だと摂取カロリー過多となり、体重は増えがち…

おうちの中で遊んでもお外と同程度カロリー消費するということは難しいため、摂取カロリーを抑えるために量を減らしたり、低カロリーの食材を使うなどの工夫をして、体重が急激に増加しないように気を付けてあげましょう。

 

 

 

 

Q.2 湿気が多いと皮膚トラブルが起こりやすいって本当?

A. 本当です!!

湿気が多くなると、被毛の間に湿度が入り込み、体温と湿気で蒸れた状態が生まれることによって皮膚の細菌バランスが崩れ、皮膚炎が起こることがあります。

特に膿皮症は梅雨時期に多発しやすい皮膚トラブル

膿皮症の原因となる細菌は皮膚常在菌なので、どんな子でも膿皮症になるリスクを抱えています。

お部屋の湿度管理、ブラッシングをすることでも膿皮症リスクを下げることができますので、日々のおうちケアをしっかりと取り入れてあげてください。

 

 

 

 

Q.3 冷房をつけると、食欲が落ちることってありますか?

A. あります!!

人と同じように、お体を冷やしてしまうことで夏バテのような状況に陥ることがあります。

お体が冷えすぎることによる弊害は食欲以外にも沢山!!

手足先や耳を触って冷えすぎてると感じる場合には、冷房の温度設定を見直しましょう。

食欲が落ちているときには消化が良い温かいごはんがお勧め。

ボーンブロスに少量のお粥やさつまいも・カボチャなどをいれたりしたもので、お腹を労わってあげましょう。

 

 

 

 

Q.4 梅雨の時期におすすめのごはんってありますか?

A. あります!!

梅雨時期=湿度が高い時期には脾胃(消化器)に負担がかかりがち。

消化器を傷つける食事は、脂っこいもの、甘いもの、冷たいもの

人であれば揚げ物やアイスの食べ過ぎなどは脾胃を傷つけるし、ワンちゃんの場合には脂質が高いフードや氷、ワンちゃん用のアイスなどが脾胃を傷つけやすくなります。

 

この時期におすすめのごはんは、シンプル且つ消化しやすいもの

手作り食の子であれば食材の数を入れ過ぎないようにしたり、お肉やお魚は消化しやすいように甘酒や大根おろしに漬け込んでから調理するのもお勧め。

お野菜はすりおろしたりペーストにしてあげると、消化の負担軽減にもつながります。

市販のフードを使用されている子の場合には、いつもよりも少し量を少なめにしてみたりぬるま湯でふやかしてから与える、脂質が低いフードに切り替える等が良いかもしれません。

 

 

 

 

梅雨時期でも、日々のちょっとした工夫で元気いっぱいに過ごせることも。

今一度、お部屋の環境、お食事の内容など見直して見てください!

関連タグ